「ほっと一息つきたいとき、体の調子を整えたいときなど
お茶は毎日欠かせません」と料理家のパン・ウェイさん。
どんなお茶とお茶うけが合うのかを考えることも楽しいもの。
お茶会にぴったりの甘い点心と
中国茶の選び方、淹れ方を教えていただきました。
料理・文=パン・ウェイ 写真=小林キユウ スタイリング=モリグチ305
蓋つきの茶碗だけを使う手軽な方法。どんな茶葉でもよい。茶碗の中で茶葉や花が開く様子を目で楽しめる。蓋がない場合は小皿を使ってもよい。
茶碗を茶船(鉢や大きめの皿でもよい)に入れて沸騰させたお湯を注ぎ、温めてから茶船に捨てる。
龍井(ろんじん・緑茶)を小さじ1杯ほど入れる。85℃前後のお湯(新茶の場合は70℃前後)を注ぐ。
蓋をして、茶葉が開くまで2分ほど待つ。
蓋をずらし、茶葉を押さえながらいただく。
軽い食事にもなるホットカップケーキ
白毫銀針
(びゃくごうぎんしん)
白茶。茶葉が白いうぶ毛に包まれている。葉をもまずに乾燥させて釜煎りした微発酵茶。ほんのり甘味がある。風邪のひき始めや冷えに効く。
ビタミンたっぷりでさわやかな甘さ
太平猴魁
(たいへいこうかい)
緑茶。葉が長く、グラスに入れるとお湯のなかで茶葉の立つ様子がおもしろく、現在、中国でも人気。さっぱりとした軽い味わい。