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vol.22 表紙 2011 vol.22 春

2011年3月5日発売
定価802円(税込)

田舎の本屋さんで購入する
パン・ウェイさんの中国式ティータイム

「ほっと一息つきたいとき、体の調子を整えたいときなど
お茶は毎日欠かせません」と料理家のパン・ウェイさん。
どんなお茶とお茶うけが合うのかを考えることも楽しいもの。
お茶会にぴったりの甘い点心と
中国茶の選び方、淹れ方を教えていただきました。

料理・文=パン・ウェイ 写真=小林キユウ スタイリング=モリグチ305

茶碗(蓋椀【がいわん】を使うお茶の淹れ方)

蓋つきの茶碗だけを使う手軽な方法。どんな茶葉でもよい。茶碗の中で茶葉や花が開く様子を目で楽しめる。蓋がない場合は小皿を使ってもよい。

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茶碗を茶船(鉢や大きめの皿でもよい)に入れて沸騰させたお湯を注ぎ、温めてから茶船に捨てる。

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龍井(ろんじん・緑茶)を小さじ1杯ほど入れる。85℃前後のお湯(新茶の場合は70℃前後)を注ぐ。

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蓋をして、茶葉が開くまで2分ほど待つ。

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蓋をずらし、茶葉を押さえながらいただく。

抹茶の蒸しパン
抹茶の蒸しパン

軽い食事にもなるホットカップケーキ

<おすすめの組み合わせ>
白毫銀針

白毫銀針
(びゃくごうぎんしん)

白茶。茶葉が白いうぶ毛に包まれている。葉をもまずに乾燥させて釜煎りした微発酵茶。ほんのり甘味がある。風邪のひき始めや冷えに効く。

花びらのせハイビスカスゼリー
花びらのせハイビスカスゼリー

ビタミンたっぷりでさわやかな甘さ

<おすすめの組み合わせ>
白毫銀針

太平猴魁
(たいへいこうかい)

緑茶。葉が長く、グラスに入れるとお湯のなかで茶葉の立つ様子がおもしろく、現在、中国でも人気。さっぱりとした軽い味わい。

ほか、お茶の効能、花巻や杏仁豆腐などのつくり方はうかたまvol.22で!